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2025年1級電気工事施工管理技士の試験概要&勉強時間&勉強方法

1級電気工事施工管理技士 試験概要 勉強時間 勉強方法 電気工事施工管理技士
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このページでは1級電気工事施工管理技士に一発合格した著者が1級電気セコカンの

1.試験概要(受験申込方法、申込期間、試験日、試験時間、試験科目、問題数など)
2.独学で合格できる勉強方法

3.独学で合格に必要な勉強時間

を紹介しています!

試験概要

受験資格

1級ともなるとそれなりの「学歴と資格」と「実務経験」が必要です。

受験資格は、かなり細かいのでここでは大まかに紹介します。

詳細は、本試験の詳細説明をご覧ください。

第一次検定

学歴

中学卒業~大学卒業まで

指定学科:卒業後3年~15年以上

指定学科以外:卒業後4年6か月~15年以上

資格

第一種、第二種または第三種電気主任技術免状の交付を受けた者

 ⇒6年以上の実務経験

第一種電気工事士免状の交付を受けた者

 ⇒即、受験できる:実務経験年数問わず

2級電気工事施工管理技術検定第二次検定※合格者(※令和2年度までは実地試験)

 ⇒合格後5年以上

2級電気工事施工管理技術検定第二次検定合格後、5年未満の者

 ⇒詳細は、本試験の詳細説明をご覧ください。

2級電気工事施工管理技術検定第二次検定※合格者

 ⇒即、受験できる:実務経験年数問わず

第二次検定 受験資格

本年度第一次検定の合格者

その年度の第一次検定を合格後、そのまま第二次検定を受験するパターン

第一次検定免除者

第一次検定そのものを免除のパターン

  1. 前年度の第一次検定合格者
  2. 技術士法による技術士の第二次試験のうちで技術部門を電気電子部門、建設部門または総合技術監理部門(選択科目が電気電子部門または建設部門)に合格した者で、なおかつ1級電気工事施工管理技術検定第一次検定の受検資格(上記表の各受験資格)を有する者

受験申込 受付期間

願書購入

申込には、願書が必要です。

初受験の際は、必ず書面での申込み(願書)が必要ですので、早めに願書を購入しましょう。

申込期間に入ってから取り寄せていると、時間的に厳しいので、余裕をもっておきましょう。

受験願書の購入方法は、以下の3種類です。

  • 窓口販売
  • インターネット販売(提出締切の1週間前まで)
  • 郵送販売(提出締切の1週間前支払い必着)

申込にすること

申込は、以下をそろえる必要があります。

  • 受験用証明写真
  • 住民票(または住民コード)
  • A票(受験申請書)
  • B票(実務経験証明書)
  • 受験手数料振込

上記を簡易書留で発送

申込には、それなりの時間と手間が必要です!

また、写真代や住民票、書留送料など受験手数料以外の経費も必要です。

申込受付期間(第一次検定及び第二次検定)

第一次検定及び第二次検定いずれも

2025年2月14日(金)から 2月28日(金)まで

※第一次検定のみの受検申請に限り4月7日(月)まで

2025年度 試験日

第一次検定

試験日

2025年7月13日(日)

合格発表日

第一次検定 試験日から約1か月後

2025年8月22日(金)

ホームページで合否確認ができます。その後、合否通知の発送をされます。

第二次検定

2025年10月19日(日)

合格発表日

2025年 1月9日(金)

ホームページで合否確認ができます。その後、合否通知の発送をされます。

試験地 試験会場

札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄

試験時間

第一次検定

入室時間     9:45まで

試験問題配布説明 10:00~10:15

午前試験時間   10:15~12:45

昼休み      12:45~14:00

試験問題配布説明 14:00~14:15

午後試験時間   14:15~16:15 

第二次検定

入室時間     12:30まで

試験問題配布説明 12:45~13:00

午前試験時間   13:00~16:00

第一次検定 試験科目と問題数

午前の試験

 各分野出題数回答数
電気工学電気理論1510
電気機器
電力系統
電気応用
電気設備発電設備3214
変電設備
送配電設備
構内電気設備
電車線
その他
関連分野機械設備関係85
土木関係
建築関係
設計・契約関係22

計57問のうち31問を回答します。

午後の試験

 各分野出題数回答数
施工管理法応用能力問題66
施工計画77
工程管理
品質管理
安全管理
工事施工96
法規建設業法1310
電気事業法
建築基準法
消防法
労働安全衛生法
労働基準法
その他関連法規

計35問のうち29問を回答します。

合格基準

第一次検定

第一次検定の合格基準は、60%以上の正解で合格できます。

よって、午前と午後の回答数60問のうち36問以上を正解する必要があります

第二次検定 合格基準

第二次検定の合格基準は、60%以上の正解で合格できます。

配点は公開されていません。

受験に関するあれこれ 第一次検定編

集合時間について

指定されている時間までに、トイレを済ませて着席しておきましょう。

試験中のトイレについて

試験管理者付き添いのもと、トイレが認められます。

途中退席について

試験が早く解けた場合、

試験開始から1時間~試験終了10分前までは、

問題用紙答案用紙を提出して退席することが可能です。

問題用紙と解答用紙について

問題用紙

試験終了時刻まで在席者で希望者のみ持ち帰ることができます。

ですから、自己採点をしたい場合は、必ず最後まで在席している必要があります。

自己採点する場合は、解答した箇所は、問題用紙にしっかりメモしておきましょう!

受験した日翌日には、正式な解答が出されるので、自己採点ができます!

解答用紙

受験票にある受験番号記載のシールを試験管理者の指示により、解答用紙に貼り付けます。

解答用紙は全てマークシートです。

「No.80~92は13問のうち10問を選択し解答」の場合

No.80  ① ② ③ ④
No.81  ① ② ③ ④


No.91  ① ② ③ ④
No.92  ① ② ③ ④

と問題分すべてのマークシートがあり、そのうち指定数を塗りつぶします。

※注意事項に記載がありますが、解答数が指定数を超えた場合は、減点となります。

試験時間の感覚について

午前

試験時間は、2時間30分ありますが、終了1時間前にはほとんどの人が書き終えていて暇そうにしています。

最後まで手を動かしている人は一人もいませんでした。

暇そうにしている方たちは、自己採点するために問題用紙が欲しい方たちです。

私も同じように試験問題が欲しいので、見直しをしても有り余る時間をボーっとしていました。

はっきり言って苦痛です(笑

途中退席でも問題用紙を持って帰れるように改善してくれればと切に思います。

同じく最後まで残っている方は、教室160人ほどで約3割の50名ほどだけでした。

上記より、試験時間の感覚としては、余裕で時間があるので、ゆっくり問題を見て、選別して、解答しても大丈夫と思います。

焦らず、じっくりと解答してください!

午後

試験時間は、2時間あります。

終了45分前にはほとんどの人が書き終えていて暇そうにしています。

午前と全く同じような感じです。

暇です。

第一次検定 解答速報

解答速報は、試験日の翌日に正式解答が出ます。

受験に関するあれこれ 第二次検定編

以下以外は、第一次検定と同じです。

問題用紙と解答用紙について

問題用紙

試験終了時刻まで在席者で希望者のみ持ち帰ることができます。

ですから、自己採点をしたい場合は、必ず最後まで在席している必要があります。

自己採点する場合は、解答した箇所は、問題用紙にしっかりメモしておきましょう!

受験した日翌日には、正式な解答が出されるので、自己採点ができます!

解答用紙

受験票にある受験番号記載のシールを試験管理者の指示により、解答用紙に貼り付けます。

解答用紙は、記述式とマークシートの混在です。

年度によっては、マークシート部分は無いことも。

試験時間の感覚について

試験時間は、3時間ありますが、終了1時間前にはほとんどの人が書き終えていて暇そうにしています。

第一次検定と同じく、暇そうにしている方たちは、自己採点するために問題用紙が欲しい方たちです。

私も同じように試験問題が欲しいので、見直しをしても有り余る時間をボーっとしていました。

はっきり言って苦痛です(笑

焦らず、じっくりと解答してください!

第二次検定 解答速報

当たり前ですが、記述試験なので解答速報はありません。

ただし、マークシート部分は解答が分かるので、

5チャンネル 資格全般から電気工事施工管理技士のページを確認してもらえれば、誰かがやり取りしています(笑

勉強時間

第一次検定

一般的な場合

約100時間~300時間

一般的に言われている時間です。

実務経験が必要なので、それなりの知識をもって挑まれる方が多いと思いますが、

電験や1種電気工事士を合格して間もない場合

そのまま第一次検定に覚えている内容が有効に使えるので、必然的に勉強時間が短くなりますので、約100時間を目安にすればよいと思います。

2級電気工事施工管理技士得点から5年以上、初学者の場合

100時間では厳しいと思います。

思い出すのに時間がかかったり、一から勉強することも多々ありますので、200時間~300時間を目安にすればよいと思います。

ただし、一発合格した勉強方法でもお伝えしているように、過去問を徹底的に勉強することで、

広い勉強範囲を効率よく勉強できるため、それ以上の勉強時間は不要と思います。

著者の場合

著者
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独学で勉強した時間は、合計で92時間です!

ちなみに、私が持っている電気に関係する資格は電験1種ですが、1種だからと言って特別なことはありません。使う知識は、電験3種と同じです。

また、1種電気工事士も所有していますが、いずれも得点してから8年以上も経過している為、大部分は忘れていました。

そんなレベルで約100時間かかり、結果は54/60点の90%得点しての一発合格でした。

勉強期間

勉強期間は、約3か月です。

以下のように勉強しました。

  • 試験日の3か月前から勉強開始
  • 平日1~2時間
  • 休日勉強一切無し
  • 試験1週間前は、総復習で1日3時間

第二次検定

著者の場合

著者
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独学で第二次検定(旧:実地試験)に合格するのにかかった勉強時間は、合計で61時間です!

勉強期間

6月の1次検定終了から1か月後の7月に1次の合否がわかりますので、そこから勉強を開始しました。

2次検定試験は10月にあるため、勉強期間は、約3か月です。

以下のように勉強しました。

  • 平日1時間
  • 休日勉強一切無し

合格に要した総勉強時間

まとめると1級電気工事施工管理技士に一発合格した時の総勉強時間は、合計で153時間となりました!

勉強方法

第一次検定

出題傾向

結論から言いますと、1級電気工事施工管理技士の第一次検定問題の特徴は、同じような問題が繰り返し、問題内容を変えて出題される傾向があります。

ちなみに、1級電気工事施工管理技士の出題範囲は、以下の項目になっています。

電気工学電気理論
電気機器
電力系統
電気応用
電気設備発電設備
変電設備
送配電設備
構内電気設備
電車線
その他
関連分野機械設備関係
土木関係
建築関係
設計・契約関係
施工管理法応用能力問題
施工計画
工程管理
品質管理
安全管理
工事施工
法規建設業法
電気事業法
建築基準法
消防法
労働安全衛生法
労働基準法
その他関連法規

このように範囲がとても広い為、テキストなどで全ての範囲を勉強すると非効率です。

ですから、試験の特徴である繰り返し出題される過去問を重点的に勉強することが合格への最短距離になります。

著者
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要するに、1級電気工事施工管理技士は過去問を繰り返し勉強することで合格できる試験になっています。

第一次検定 具体的な勉強方法

高難度の電験1種やその他色々な資格を持っているので、どのように勉強すれば効率的に、かつ高得点に取れるかを実際の経験から心得ています。

そんな経験から今回も以下の勉強方法を実施し、本番の試験で9割を得点して合格することができました!そんな勉強方法を具体的に紹介します。

過去問を解き、解説を理解する
★まずは問題を解く

第一次検定用の過去問題集を購入し、とりあえず過去問を解きます。

おすすめの過去問は以下です。おすすめ順です。

おすすめ1位1級電気工事施工管理技術検定試験 第一次検定 スーパーテキスト
おすすめ2位:1級電気工事施工管理 第一次検定 問題解説集
おすすめ3位:1級電気工事施工管理技術検定試験過去問題集

最初は、内容すら知らない・分からないような問題もありますが、とりあえず問題を解いていきます。

問題と解説を理解・暗記していくことが目的なので、正解不正解にあまりこだわらなくてOKです。

★問題文と解説を暗記・理解する

例えば、問題が「照明の光源に関する記述として、不適当なものはどれか。」を4問から選ぶのであれば、不適当なものは1つで、その他が適当です。

本番の試験では、不適当なものを一つだけ探し出せばよいです。

しかし、勉強では、4つ全ての問題の意味を暗記・理解しておく必要があります。

それを問題集の解説を使って、しっかり勉強をしてきます。

ここがポイントで、この文章の意味はどういう意味?この用語はどんな意味?と分からないことをしっかり押さえておきます。

やり方は簡単で、ササっとスマホやパソコンで調べます!

例えば、掘削工事の問題(←電気施工管理でも出ます)で、ヒービングやボイリングなんて初めて聞く用語が出たとします。

これをネットで検索します。画像で覚えればより分かりやすく、理解しやすくなります。

ヒービングの解説画像

★調べたことは必ずメモを取る

その時は覚えておいても後々忘れるので、

ルーズリーフやノート、参考書や過去問の余白などに必ずメモしておきましょう。

数か月にも及ぶ試験ですので、このメモは必ず後々役立ってきます。

過去問編
★最低5年以上の過去問を解く

最低でも5年以上の過去問を解きます。数年では、少ないです。

5年分を勉強しておけば、その5年の間に出題された問題を再び出題される可能性が高まります。

発行されている過去問は、5年以上~8年が多いので、過去問を十分に活用してください。

当然のことですが、8年分を勉強すれば、そこから出題される確率はもっと上がります。

★繰り返し勉強する

理解と暗記が必要なので、過去問は、2回転~と何回も繰り返し勉強することが必要です。

私の経験上、3回転以上するとほぼ合格が勝ち取れるレベルだと思います。

分野ごとに勉強する

次に、過去問を勉強する順番についてです。

第一次検定(旧:学科試験)の問題数は、全部で92問あり、

午前:57問中31問

午後:35問中29問

を解くことになります。

この問題数を1~92問と連続で勉強すると非常に効率が悪いので分野ごとに区切って勉強していきます。

効率が悪くなる理由は、エビングハウスの忘却曲線というのがあり、

  • 20分後:覚えた内容の42%を忘れる
  • 1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
  • 1日後:覚えた内容の74%を忘れる
  • 1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
  • 1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる

早めに復習した方が良いからです。

具体例
午前の分野

であれば、以下の表のように出題分野が分かれているので、

  出題数回答数
電気工学電気理論1510
電気機器
電力系統
電気応用
電気設備発電設備3214
変電設備
送配電設備
構内電気設備
電車線
その他
関連分野機械設備関係85
土木関係
建築関係
設計・契約関係22

電気工学:15問、電気設備:32問、関連分野:10問

を5年分勉強するのであれば、

過去問最新年 電気工学:15問
上記の前の年 電気工学:15問
上記の前の年 電気工学:15問
上記の前の年 電気工学:15問
上記の前の年 電気工学:15問

過去問最新年 電気設備:32問
上記の前の年 電気設備:32問
上記の前の年 電気設備:32問
上記の前の年 電気設備:32問
上記の前の年 電気設備:32問

過去問最新年 関連分野:10問
上記の前の年 関連分野:10問
上記の前の年 関連分野:10問
上記の前の年 関連分野:10問
上記の前の年 関連分野:10問

分野ごとに5年分を続けて勉強します。

午後の分は、以下の通りです。

施工管理法応用能力問題66
施工計画77
工程管理
品質管理
安全管理
工事施工96
法規建設業法1310
電気事業法
建築基準法
消防法
労働安全衛生法
労働基準法
その他関連法規

午後の部分も同じように区切って勉強します。

この様に区切り、勉強範囲を狭くし、問題の記憶があるうちに同じような問題を解くことで、記憶の定着や理解度が上がっていきますつまり、効率的に勉強できます。

ルーズリーフやノートに整理する

過去問を解いているとわかりますが、同じような内容や用語が出題されているので、

覚えておくことが必要だと思ったことは、全てノートなどでまとめます。

まとめることで、

  • 頭の整理になる
  • 復習に使える
  • テスト直前資料に使える

といろいろなメリットがあるので、お勧めです。

以下の写真は、制御装置の基本器具番号と器具名称の組合せをまとめたものです。

複数年で出題されるものを一つにまとめています。

問題数が多いので、抜き差しできるルーズリーフがお勧めです。

取捨選択できる問題が沢山あることを知っておく

勉強方法とは、異なりますが、以下のことを知っておくことで、リラックスして勉強に取り組むことができると思います。

1級電気工事施工管理技術検定の第一次検定は、試験範囲は広いですが、全て理解・暗記する必要はありません。

著者
著者

その理由は??

全部で92問出題され、そのうち60問を回答します。

つまり、3問中2問を回答すれば良く、3問中1問は捨てられる=飛ばして良しとなります。

ですから、勉強する範囲も苦手分野、苦手問題があれば、そこを飛ばして勉強しても影響が少ないということになります。

ただし、飛ばしすぎはNGです(笑

また、回答する60問のうち36問を正解すれば、60%以上となり合格となります。

ですから、92問中36問以上を正解すれば良くなります。

ということで、理解が難しい分野は、割り切って捨てられることを知っておきましょう!

これを知っているだけで、ストレス軽減に効果があります(笑

スマホやパソコンを使っても分からない場合

基本的なことが分からず、過去問やスマホ、パソコンだけでは、理解が難しい場合は、

1級電気施工管理技士の第一次検定(学科試験)の専門参考書をお勧めします。

おすすめの参考書は以下です。おすすめ順です。

おすすめ1位電気工事施工管理技術テキスト
おすすめ2位:1級電気工事施工管理技士 第1次検定基本テキスト

理解が難しいのを無理やり勉強するのは、非常に時間の無駄で、非効率なので、さっさと参考書へ切り替えをお勧めします。

第二次検定

第二次検定(旧実地試験)は、第一次検定と同様に過去問を繰り返し行うことが一番の勉強方法になります。

また、出題される問題をある程度絞ることが出来る為、効率よく勉強が出来て、合格を目指すことが可能です!

その効率よく勉強できる勉強方法とポイントを紹介します!

※管理人が過去のデータをもとに述べています。年度によっては、急に出題方法が変化する可能性もありますので、自己責任でお願いします。

各問題の概要&出題と傾向

2021年度から従来の試験問題と構成が変更されました。

従来は、年度ごとに問題が交互に出題されていたので、勉強範囲も限られていたのですが、

出題方法が変更され、まんべんなく勉強をする必要が出てきました。

現在の第二次検定の出題方法です。

 問出題方法
問1施工経験記述
問2施工管理
問3電気工事用語記述
問4計算問題
問5建設業法と電気事業法に関する問い
問題1 施工記述経験

受験者が経験した電気工事に関して記述・解答します。

第二次検定で一番重要な問題で、ここをしっかり押さえておく必要があります!

ノートやパソコンなどを使って文字数を考えて、つじつまが合うように原稿を書き、記述の練習をします。

従来の実地試験では、年度ごとに「工程管理+品質管理」⇔「安全管理」が交互に出題されていましたが、

その法則は無くなったので注意が必要です。

施工記述は、何がでてもおかしくなように全部「工程管理」「品質管理」「安全管理」について回答できるような原稿作りが必須です!!

出題傾向
  • 経験した工事の工事概要
  • 1-1の工事に関して、工程管理又は労働災害について記述・解答します。

旧実地試験では、

奇数年:工程管理、品質管理

偶数年:労働災害(墜落、飛来落下、感電)

と年度ごとに別れていましたが、

第二次検定となったことで、混在して出題されるようになりました。

ですから、経験した工事について、

〇墜落災害、飛来落下災害、感電災害

 発生する危険性があると予測した事項とその理由、災害防止対策

〇工程管理、品質管理

 管理上の問題とその理由、対策

全て準備しておく必要があります。

対策

以下が対策のポイントです。

  • 事前にワードなどで原稿をしっかり作り込んでおく
  • 対策、問題、理由などそれぞれの項目ごとに約40文字準備する
  • しっかり辻褄があっているか、論理的であるかなどチェックをしておく
  • 原稿をそのまま本番の試験で書けるように練習しておく
問題2 施工管理

「品質」「安全」の施工管理に関する用語に対する具体的な内容を4~6項目の中から2項目選んで記述・解答します。

単純に理解・暗記するだけの問題です。

傾向

安全管理、品質管理から出題されます。

第二次検定でも旧実地試験の出題内容と変わりません。

対策

2021年度から第二次検定になったことで、「品質」「安全」が年度ごと交互に出題されていた法則が崩れた為、両方勉強しておくことが必要になってきました。

過去問を見ているとある程度、出題される問題が絞れるので、集中的に暗記しましょう!

問題3 電気工事用語記述

旧実地試験では、ネットワーク工程表の問題でしたが、電気工事用語記述問題へ変更になっています。

旧実地試験の問4が問3へ変更になっただけなので、勉強する内容は同じです。

単純に理解・暗記するだけです。覚えるのが一番多い問題になります。

傾向

「電気工事全般に関する用語に対する技術的な内容の記述」として、12項目の中から4項目選んで記述・解答します。

毎年違う問題が出題されます。問題の種類は、全部で約70種類あります。

対策
問題4 計算問題

問題自体は難しいものではなく、第一次検定の延長上と考えておけば問題はありません。

何が出題されるかは不明なので、第一次検定の計算部分や公式などを復習しておくだけです。

傾向

第一次検定レベルの問題です。

対策

何が出題されるか分からない為、むやみに対策をしても時間の無駄になるので、試験前に第一次検定で出題される問題から公式等を復習するのが良いと思われます。

問題5 建設業法と電気事業法に関する問い

法規に関する問題で建設業法や電気事業法から記述、穴埋めなどの問題が出題されます。

単純に理解・暗記するだけです。

傾向

旧実地試験と少し内容が変わってきた感じで、出題され始めたばかりで傾向がつかめていません。

対策

過去問を一通り読んでおけば、それなりに解けると思われます。